この記事でわかること
①コピーライティングの書き方
②コピーライティングおすすめの本
目次
コピーライティングとは
コピーライティングとは、「言葉で読者を(購買)行動に駆り立てる広告文章、またはその技術」をいいます。人間心理を理解した文章を書くことで、一定の方向に消費者を促すことができる言葉です。
例えば、ヘルシア緑茶であれば、「体脂肪を燃やしたい方に」というコピーライティングがあります。これはお茶の販売で「お茶」を前面に出さずに、「体脂肪を燃やしたい」という消費者に購買を促しています。
ヘルシアは緑茶ではなく、体に良い飲み物というイメージです。お茶を買ってくれということを前面的に出しておらず、体脂肪を燃やすということを前面的に押し出しています。
コピーライティングをするときには「ターゲット」を決め、そのターゲットに「どう行動してもらうか」をゴールとします。
そのため、マーケティングでよくセグメントされる、性別、年齢、家族構成なども大事ですが、一番は行動を変えたいため、実際の行動する利用シーンに向けてメッセージを送ることで、「ターゲットの行動」にささるコピーライティングができます。
コピーライティングのコツ
ターゲットを絞る
コピーライティングをする際に、ターゲットを絞ることが一番重要です。ターゲットは性別や年齢ではなく、あくまで利用シーンです。
例えば、車の保険であれば、走行距離に絞ったコマーシャルにします。年間、走行距離年1万Kmのあなたへとすると、自分のことのように感じます。
これを「保証が充実しています!加入してください」の切り口にしてしまうと、たくさんある保険の中にうもれてしまい、ターゲットにささりません。
また、絞りすぎてもダメで、例えば、「走行距離1万Kmで、車の車種がトヨタで、通勤だけに使ってるあなたへ」などと極端に絞ったらどうでしょう。
これは売り上げが上がってもマーケットが小さく、その後の売り上げの広がりに繋がらないでしょう。
顧客の行動に基づく価値を提供する
ターゲットが決まったら次にやることは、ターゲットへの「価値の提供」を考えましょう。
例えば、子供部屋のリフォームであれば、「頭がよくなる子ども部屋」というコピーライティングはどうでしょう。これは、子供の教育に力をいれている親には間違いなくささるでしょう。
「子供部屋をつくりたい」だけでなく、「子供で頭がよくなる」という価値がプラスでついてくるとなれば、子供部屋を作りたい親には他のサービスよりもよくうつるはずです。
KSKKメッセージを漏れなくいれる
KSKKとは、感情・思考・行動・会話です。このメッセージをライティングに盛り込むことが効果的です。
消費者の行動パターンは3ブロックに別れます。それは「行動する前の不安と悩み」「行動後の理想の姿」そしてその「解決方法」です。
この3ブロックに分けて文章を書くことがお勧めです。具体的なライティングはセールスライティングのページをご覧ください。▶︎
コピーライティングでおすすめの本
コピーライティングの講座もいくつかありますが、まずは2000年代にアメリカのコピーライティングをまとめた名著があるので、まずこちらを読んでみることをお勧めします。
ザ・コピーライティング
ジョン・ケープルズさんが書いたこの本はコピーライティングをする時の必読書といっても過言ではありません。
日本では、マーケティング分野の権威の審査員を務める神田 昌典さんが監訳し、メンタリストDaigoさんが帯を書いて発売されています。
ジョン・ケープルズさんは、インターネットが普及していない、日本では昭和時代のころから、このコピーライティングの方法を確立しています。
そんな昔の本なのにもかかわらず、今もなおマーケティングのバイブルとして多くのマーケッターに愛用されています。
400ページを超える厚さの本ですが、内容は具体例が盛り沢山であり、非常に実用的です。
また、失敗しているコピーライティングの例や成功しているコピーライティングの例がたくさんあり、実務にもむいている本になります。
最強のコピーライティングバイブル
上記で紹介した。2008年出版の「ザ・コピーライティング」、その後、2011年に出版されている「伝説のコピーライティング実践バイブル」、さらにその後に2012年に出版されている「ザ・マーケティング(基本篇)」「ザ・マーケティング(実践篇)の合計4冊、4000ページ超を300ページにギュッと圧縮した本です。
現場で使えないと意味がないをコンセプトに3年かけて、内容を凝縮した内容は必見です。
Kindle Unlimited に無料の本が多くある
アマゾンの読み放題サービスKindle Unlimitedでは、無料のコピーライティングの本がたくさんあります。
プライム会員だと、Kindle Unlimitedの料金は、月額780円で読み放題です。もしお手軽にたくさん読みたいとなれば、アマゾンでKindle Unlimitedに加入するのがおすすめです。
コピーライティングのおすすめ業者
ココナラ
デザインやイラストでおなじみのココナラ。ライティングスキルの取引も売買されています。
コピーライティングやキャッチコピーは、1つのコピーライティングの提案が1,000円程度なものから取引されています。
まとめて5個提案して3万円といったものまで、ラインナップが幅広いので、コピーライティングが自分でやるのは難しいとなりましたら、一度相談してみると良いでしょう。
ウェブライダー
ウェブライダーは「分かりにくいことを分かりやすく伝える」をポリシーのWebマーケティング関する事業をいくつもやっている会社です。
その中に文賢というサービスがあり、文章を添削してくれます。
読みやすさや不快な言葉 、日本語の誤用などをチェックしてくれます。
まとめ
コピーライティング次第で、売り上げは大きく変わります。
良いコンテンツやサービスがあってもお客様に届かないことにははじまりません。